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本気で第三者からのアドバイスを受け止める覚悟があるかどうか。これこそが、コンサルティングを受けるにあたって、最も重要なポイントにあたります。明確な問題認識がないままにコンサルタントに依頼したり、コンサルティングファームに仕事を丸投げしても、成果は望めません。たとえ、それなりの見栄えの良い報告書が出来上がっても、問題解決への「変化」が訪れることはないでしょう。お客さま側の受け入れ体制がコンサルティングの成否を決めるカギを握るのです。
まず最初に、自社の解決しなければならない経営上の問題を正しく認識する必要があります。「何を解決しなければならないのか?」「問題の本質的な原因は何か?」「本当に解決しなければならないことは何か?」など、コンサルタントに依頼する前に、社内で十分に吟味する必要があります。
解決すべき問題が明確化すれば、次に「何のためにコンサルティングを受けるのか?」「なぜ、外部の力を必要とするのか?」「本当に社内スタッフだけでは問題解決ができないのか?」などコンサルタントに依頼すべきかどうか、社内での十分なコンセンサスが必要になってきます。何か問題が発生した場合、その分野に精通した専門家に頼らず、自社スタッフだけで解決しようとするのは、かえって非効率な場合もありえます。外部の知恵を借りるのか、経営のスピードを高めるために「時間」を買うのか、 コンサルタントへの依頼目的をはっきりさせておくべきです。「餅は餅屋」。その道のことは、やはりその道のプロに聞いた方が効率的。専門領域で秀でた能力を持つコンサルタントに依頼し、緊急課題の解決のためのプロジェクトを一気に推し進めていくことも時には重要です。
コンサルタントの必要性をはっきり認識できれば、最後の確認が「本気」かどうかです。本気でコンサルティングを受ける強い意志があるかどうか。聞く耳をもって、しっかりと第三者からのアドバイスを受け止める覚悟が必要になってきます。経営者が、抜本的に何かを変えようとする「本気度」が弱いと、最後の「改革断行」で二の足を踏んでしまい、結局のところ中途半端なコンサルティングで終わってしまうからです。経営者の「本気度」が実はもっとも重要な確認事項といえるのです。
コンサルティングの依頼目的を決定します。ただし、目的は「あれもこれも」と欲張ってはダメです。できるだけ絞り込むこと。依頼目的があいまいになると、依頼側もコンサルタント側も、何を実現しなければならないのか、という到達地点がぼやけてしまい、それだけ成果も乏しくなってしまう危険性があります。依頼目的は、具体的にわかりやすく、成果が検証しやすいテーマに絞り込む必要があります。
現在はスピードの時代。熟慮に熟慮を重ねてというより、「決断の早さ」と「強い実行力」が勝敗のカギを握るといわれています。思い立ったが吉日。いざ、決断したなら、実行を後に伸ばさないことです。「問題を先送りした」がために、いざというとき間に合わず、経営の危機を招いてしまったケースはあまりにも多いのです。「解決すべき問題は明確か?」にイエス、「外部の力を必要とするのか?」にイエスであるなら、後は誰と組むのかという問題になります。私たちの仕事、すなわち「コンサルティング」とは、そもそもお客さまの「難問」を引き受けるもの。悩んでばかりいないで、どうか私たちにまずご相談ください。きっと、「難問」解決の手がかりがつかめるはずです。