年々、ハラスメント問題は急増かつ複雑化しています。いうまでもなく、ハラスメントとは「精神的な嫌がらせ」のことを意味します。ハラスメント問題の発生は、社員の勤労意欲の低下や優秀な人材の流出だけでなく、企業のブランドイメージの失墜などにつながり、存亡の危機に立たされる企業も少なくありません。そのため、いまやハラスメント問題は企業のコンプライアンス上の最重要問題として対策が求められています。
そこで、ハラスメントに対する未然防止・即時解決・再発防止を目的として、開発されたのが5Stepハラスメント対策研修「5S/ファイブエス」(以下、5S)です。「5S」では、ケーススタディやチェックシートを用いる一般的なハラスメント研修ではなく、社内の実態調査後のリアルな分析データをもとに、実践参加型の効果的な研修を行うことが最大の特徴です。パワーハラスメントであれ、セクシュアルハラスメントであれ、被害者を出さないことはもちろんのことですが、加害者に自覚させ、加害者を野放しにしないことがもっとも重要なのです。
ところが、多くのハラスメント現場に立ち会ってわかったことは、加害者が自分の言動にまったく気がついていない、という信じられない事実でした。加害者である本人に自覚症状がない、ことがハラスメント問題の本質であり、完全根絶がむずかしいとされる所以でもあります。自分が被害者であることはあっても、まさか自分が加害者だったことは予想だにしない、という意識のズレが問題の根をより深くしているのです。また、「わたしたちの職場は大丈夫」というハラスメントに対する管理職の意識の低さ、「自分には関係ない」という無知さが、結局のところ企業存続の命取りになるのです。
事実、わたくしどもニューエアが、ある企業で実施した職場のハラスメント調査(回答者845人)では、管理職では「社内にセクハラ、パワハラが存在する」と答えた人が17.3%だったにもかかわらず、一般社員では、「セクハラやパワハラなど、会社で嫌がらせを受けたことがある」実に87.6%に上ったことがわかりました。驚くべきことですが、同じ会社でも、これほどまでに意識のズレがあるということです。つまり、加害者である本人が気づいていないからこそ、ハラスメント問題は厄介なのです。加害者が気づかず、上司が無知だと企業にとって致命的といえます。
そこで、「5S」では教育研修を行う前に、社内の実態を正確に把握し、実態調査をWEB上で行い、その分析データをもとに、自社に最適のオリジナルカリキュラムを作成いたします。模擬演習ではなく、自社のリアルな現実問題に対峙せねばならなくなるとぐうの音も出なくなり、加害者に強烈な気づきを与えることが可能となるのです。
パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントの防止を図るため、社内で研修を行いたいが、具体的にどのような研修を行えば効果的か、やるからにはハラスメント防止の徹底に向けて全力で取り組みたいとお考えの企業さまには、ぜひ本研修(5Stepハラスメント対策研修「5S」)をご活用ください。
繰り返し申し上げますが、事件が起こってからでは遅いのです。ハラスメントの未然防止で大切なのは、あるときは被害者であり、あるときは加害者かもしれない、という当事者意識が大切であり、ハラスメントは「しない・させない・ゆるさない」という良き社風を醸成していくことが大切です。
セクシャルハラスメントの具体例
パワーハラスメントの具体例
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